基本的な考え

基本的な考え

まだまだ元気な50代、60代でリフォームする  

高齢化社会を迎えて、バリアフリーリフォームへの関心が高まっていますが、まだまだ元気な50代、60代では「リフォームはもうちょっと先でいい」と考えてしまいますが、年を取ると、どんなに便利なものでも不慣れな新しいものを操作することには不安を感じるものです。
まだ元気なうちに

  • レンジは炎が出なくて、安全なIHに変える
  • 和式トイレを洋式に変える
  • 石油ストーブからエアコンや蓄暖に変える
    など設備機器の交換などを早めにやっておくことです。

    退院後の受け入れ準備をするときに一緒にリフォームする 

    病院での入院期間はこれから短くなり、長期入院が出来なくなります。入院して2週間ぐらいでその人の予後予測=どれくらい機能回復するのかを判断して、退院後の生活環境の整備が遅れないように指導することも医療関係者の大切な仕事になって来ています。機能を再獲得しても、高齢者であったり、進行性の疾患であれば、その機能は加齢と共に落ちていきますから、その予測を含めてリフォームを考えなければなりません。
    トイレのリフォームを業者に頼んだけれど、いっしょにお風呂も新しくしたいと言うことになって工事を追加注文したら工事費がずいぶん高くなってしまったというケースがあります。水道や排水パイプの配管が必要な工事は費用が最もかかるものですが、その配管工事を二度やることになってしまったからです。

リフォームの費用を出来るだけ安く抑えるためには、はじめからどこにどの程度のリフォームが必要になるのかを専門の設計事務所にしっかり相談して、できるだけ追加工事が出ないようにすることが大切です。